【第2回カンヌ映画祭 心理・恋愛映画賞】
『穴』『モンパルナスの灯』のジャック・ベッケル監督作。慎ましく暮らす夫婦だったが、妻が何気なく買ってきた宝くじが当たってしまい…という話。
日常のささいな…
◎ アントワーヌとアントワネット
慎ましい暮らしをしながら、程よく幸せに生活を送っている。
宝くじのドタバタにドキドキさせられて挙句の果てに茶番に付き合わされた。でもそれが程よい感情の起伏をもたらし…
巴里下町礼賛。
全てがこうなって欲しいという大団円に向かっていく快感。
しかし、くじをなくす経緯や、傷痍軍人の弾くピアノ旋律が不穏なムードを醸すなど、ほんとにちょっとしたひねりがあるのがよい。
昔…
ジャック・ベッケル、1946年。
宝くじ券を巡る騒動と言えばルネ・クレール『ル・ミリオン』(1931)の直系。
製本工場からデパート(?)、地下鉄にアパートと流れるような大戦後パリ下町の活気と会…
物語的にはすごく面白かった
随所にあった花の飾りのところとか
本の宝くじのところとかの伏線が
うまーい具合に回収されてるのが
見てて感心しちゃったよ
でも、それが上回るくらい
アントワーヌの束縛…