極論、映画って魅力的な女優さえいれば、オッケーだよね。
その原点的映画かと。
もちろん、脚本や演出も優れてるし、ローマでのロケも素晴らしい。
でも、やっぱこの映画は、女優の魅力でもっているなと感じる。
オードリー・ヘップバーンの気品、可憐さ、スタイル、そしてもちろんお美しい顔・・・。
彼女の喜怒哀楽、リアクション、表情、所作が、とにかく魅力的に映し出されている。
もう惚れるとかじゃなくて、愛しいんだよな。
シロクロ映画にしか出せない味も良き。
カラーに覆い尽くされた今、シロクロによってもたらされるノスタルジックな想い出感。
ラストの切なさも相まって、胸が締め付けられるほど愛しい。