てっぺい

ローマの休日のてっぺいのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
5.0
傑作!繊細な心理描写に加えて、映画全体の穏やかさやコミカルさ、ワクワク感。ここまで完璧なプリンセス・ラブロマンス、不朽の名作と言われるのも納得。
アン(オードリー・ヘップバーン)が、王女としての気品もありつつおてんばなのがとても可愛いらしい。他の登場人物も、ジョー(グレゴリー・ペック)含め、みんなどこか品があって優しく、映画全体が穏やか。
始めは特ダネ目的で近づきながら、次第にアンに心惹かれていくジョーの心理描写、アンの心の動きもそれぞれとても丁寧に描かれていて心地いい。
ドリフかと思えるくらい(笑)、笑えるコミカルな描写も全体に散りばめられていて見やすい。
王女が1日別人としてローマの街で過ごすワクワク感は、性別を問わず誰でも楽しい気分になれると思う。
とても気持ちのいい2時間でした!
午前十時の映画祭にて鑑賞。
てっぺい

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