アウシュビッツで人体実験を繰り返した“死の天使”ことヨーゼフ・メンゲレの息子ヘルマンが主人公で、その父に会うため逃亡潜伏しているブラジルを極秘で訪れた時の話。
ドイツの学校で父のせいでいじめられ先生にすら無視された幼少期。父は死んだものだと言われてきたが15歳の誕生日に伯母から南米で生きてることを告げらる。そして成人し父が本当にあんなことをやったのか、なぜ逃亡を続けるのか、会いたい気持ちが日に日に大きくなってついに極秘で訪問することになるが…
罪の意識を全く感じない父に対する苦悩と「自首しないならこっちから告発…でも血の繋がった父親…」の葛藤の日々…
ドイツ映画ではないのでセリフはドイツ語ではないのは残念でしたが、それでも十分作品に入り込めました。
それにしても、ジャケットは何とかならないものか…これじゃホラー作品…