サトモリサトル

肉体の門のサトモリサトルのレビュー・感想・評価

肉体の門(1964年製作の映画)
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1964年。
東京オリンピックの年に公開された作品。

野川由美子の目力が凄まじい。
登場シーンはおどおどしてるもんぺ姿のさえない娘姿なんだけど、パンパンのグループに入ってからはまるで人が変わったよう。
映像自体がめちゃくちゃ高画質で色彩のどぎつさが本当にその時代を見ているような錯覚に陥る。
それぞれの娼婦たちの一張羅がキマっていてカッコいい。

しかし牛を捌くシーンはちょっと僕はダメでした。
あの目が忘れられない…。

ラストのマヤのモノローグが良い。
そして唐突に「終」。