野球好きのためのファンタジー映画という印象が強い作品でした。
農場を営んでいたケヴィン・コスナーが、天の声に導かれ、トウモロコシ畑を潰してそこに野球場を作るといった内容なんですが、まずその野球場に現れた選手の幽霊たち、一体何だったんだというのが自分が抱いた感想ですね。
ただそこはファンタジー映画ですので、いちいちそこに突っ込むのも野暮なんじゃないかとも思いますが、個人的には幽霊たちの存在が非常に気になりました。
ただ、そんなケヴィン・コスナー演じる主人公を支える家族が良かったですし、実際感動したシーンもあったので、そこは名作所以なのかなとも思いました。
ちなみに本作において主人公に大きく関わる作家の役で『スター・ウォーズ』シリーズのダース・ベイダーの声優でお馴染みのジェームズ・アール・ジョーンズが出演していたんですが、当たり前なんですけど、やはり声がベイダーでしたので、そういう意味では実質この映画はケヴィン・コスナーとダース・ベイダーのロードムービーみたいな印象を自分は受けました。
アメリカの野球愛がこちら側にも伝わってくるような、そういう作品でした。
そして、作中でシューレス・ジョーを演じたレイ・リオッタのご冥福をお祈りします。