kazu1961

フィールド・オブ・ドリームスのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.4
▪️Title : 「フィールド・オブ・ドリームス」
Original Title :「Field of dreams」
▪️Release Date:1990/03/24
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : 第14回日本アカデミー賞
最優秀外国語作品賞
🕰Running Time:107分
▪️Appreciation Record :2020-270 再鑑賞
▪️My Review
"If you build it, he will come."
『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』でもパロディとして使われましたね(笑)
本作もとても好きな作品のひとつで、鑑賞中ずっと神の天啓の如く導かれていくストーリー展開に鳥肌ものです。そしてとくに野球好きにはたまらない作品ですね。
そう、天の声に導かれて、トウモロコシ畑を野球場に変えてしまう主人公。トウモロコシ畑は貴重な収入源なのにそれを潰した主人公。しかし天の声を信じた主人公の周りには奇跡が起き。。。そして最後には大きな感動が押し寄せてきます。何度観ても涙腺が。。。
野球映画のジャンルでありつつ、これは完全なるファンタジー作品で、そこを認めてしまいさえすれば、とても素晴らしく感動できる作品です。とくに。。。ジェームズ・ホーナーの素晴らしい音楽に乗せて描かれるキャッチボールのシーンはほんと感動です。アメリカの父と息子にとっての愛情の確認にとってキャッチボールは重要なんですね。
本作、野球を題材に、60年代をキーワードとして夢や希望、家族の絆といった、アメリカで讃えられる美徳を描き上げたファンタジー映画です。
物語は。。。
アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは農業でなんとか家計をやりくりする、一見普通の貧乏農家。ただ、若い頃に父親と口論の末に家を飛び出し、以来生涯に一度も父の顔を見る事も、口をきく事すらもなかった事を心の隅で悔やんでいます。ある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いているとふと謎の声("If you build it, he will come." = 「それを作れば、彼が来る」)を耳にします。その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人々があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を作り上げます。ある日の晩、娘が夕闇に動く人影を球場にみつけ、そこにいたのは“ブラックソックス事件”で球界を永久追放され、失意のうちに生涯を終えた“シューレス”ジョー・ジャクソンでした。。。
本作で出演した、バート・ランカスターは、『フィールド・オブ・ドリームス』の後に3本のテレビドラマへの出演を最後に1994年に逝去。劇場公開用の映画では同作品が遺作となりました。

▪️Overview
当時、監督第2作目のF・A・ロビンソンが、6年の歳月をかけて製作にこぎつけた秀作。レイ役のケビン・コスナーにとっては「さよならゲーム」に続く野球作品への出演。広大なトウモロコシ畑を営むレイは、ささやかながら幸せな日々を送っていた。ある春の日の夕暮れ、彼の人生を一変させる“声”を聞く。「畑をつぶして野球場を作れば、彼が帰ってくる……」オスカー俳優バート・ランカスターが、実在の大リーガー役を演じる。(参考:映画.com)

出演は、ケヴィン・コスナー、エイミー・マディガン、ギャビー・ホフマン、レイ・リオッタ、ジェームズ・アール・ジョーンズ、バート・ランカスター。
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