ギラギラしてて良い。そして焼け跡の娼婦たちの服が鮮やかなので、溝口健二のモノクロの世界から、一気に引き戻されたような感覚になる。
日活の映画、ほとんど裕次郎ばかり観てたので変に彩度が高い割に下品さが…
原作は田村泰次郎、戦後まもなく闇市でしたたかに生きる娼婦たちだったが、男が加わるとややこしくなった。
監督は鈴木清順で、独特の色彩感が面白い。
体をタダで売るとリンチ、ということで公開当時は裸のリン…
鈴木清順監督『肉体の門』(1964)
戦後の混沌を生き抜くために、
売春を選択した女達の生き様。
その果てにある純愛は絶望を意味し、
それでもなお「こんな女に誰がした」と歌われる歌とヤケ酒による…