しましま

ゴジラの逆襲のしましまのレビュー・感想・評価

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)
3.5
ゴジラマラソン2作目。

前作には遠く及ばない完成度ではあるが、前回の東京から大阪へと舞台が移り、精巧なミニチュアが破壊されていく様は爽快。

ゴジラバーサスシリーズの幕開けとなる作品であり、怪獣VS怪獣という図式が生まれたのも本作が初ではなかろうか(異論は認めます)。
2代目ゴジラさんの前歯がやたら前を向いていたのが気になるがこれはこれで愛嬌があってカワイイし、ガメラを彷彿とさせるアンギラスのデザインや無機的な鳴き声もなかなか好みだ!

前作に引き続き志村喬演じる山根博士をして「ゴジラを防ぐ方法は残念ながらありません」となったらもうどうしょうもないよね。
オキシジェンデストロイヤーなき日本に果たしてゴジラを倒す術はあるのか。
ラストは意外な結末。

千秋実もいい味出してたし、このまま1作ごとに七人の侍メンバーを出していってほしかったぞ!7作目に三船とか出てきたら最高だったぞ!!

ただ、やはり前作に比べるとメッセージ性も薄く、全体的に締まりもなく、無駄なシーンが多くテンポもイマイチ。

個人的には昭和ノリ全開の酒宴のシーンは好きだけど(笑)