『ゴジラ』の２作目になる続編。
前作のヒットがあっての続編ではあるが、何が凄いって前作からわずかに５ヶ月後に公開に踏み切っていることだろう。
明らかに前作より内容が薄っぺらくなってしまったのは、突貫作業で作られたからということなのだろう。
今作からゴジラのみならず、対戦相手としてアンギラスが登場。
実はアンギラスは東宝怪獣の中でも１、２を争うくらいに好きな怪獣。
まぁ残念ながら意外に早く決着がついてしまうため、後の作品ほと比較するとカタルシスは弱いかもしれない。
シリーズの方向性が固まっていたわけでもなく、実験的な意味合いもあったのだろう。
『ゴジラ』そして次作の『キングコング対ゴジラ』に挟まれて印象の薄い作品にはなってしまったが、この作品があったからこそ『空の大怪獣 ラドン』や『大怪獣バラン』『モスラ』といった作品に繋げることができたのではなかろうか。
そういう意味では大きな意義のある作品であると感じる。
