タクマ

ゴジラの逆襲のタクマのレビュー・感想・評価

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)
3.6
見たで。
伝説的傑作「ゴジラ」から僅か5ヶ月後に公開された続編。初めての怪獣対怪獣の戦いは荒削りながらも野生と野生の殺し合いと言う雰囲気で良い味わいです。大阪城破壊後のゴジラVS人間の戦いに突入する後半も手堅く面白いが誰かの為に命を捨てて戦う者達の物語に時代性も感じた。
「ゴジラ-1.0」を土曜に見るので今週一杯はゴジラ映画を中心にレビューしようの1本目です「笑」後々こそゴジラの相棒怪獣としてファンからしたしまれたアンギラスも元々はゴジラの対怪獣デビュー戦の相手やったんですね。ゴジラの味方ポジになってからはどことなく顔立ちが優しい感じになったけどこの時の殺意溢れる獣な造形も個人的には大好きだったりします。
1作目のヒットから5ヶ月後の公開で自己犠牲と未来の幸福を願う思いを描いた終盤はやっぱり1とだぶってしまうんやけどそれはやっぱり戦後から10年が立とうとしていた当時の日本の姿と重なって見えるのもあるからなのか。
82分間と言う丁度良い上映時間ながらゴジラとアンギラスの戦闘場面からゴジラVS飛行隊の戦いまで当時の特撮の迫力をしっかり堪能できる良作でした。
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