ゆみモン

夜の女たちのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

夜の女たち(1948年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

1947年作品。
74分と短いのに、伝えたい内容が凝縮されている感じだった。

田中絹代は本当に凄い女優だ。
貞淑な妻、健気でたくましい母…のイメージが強かったのに、戦争未亡人から売春婦へと落ちていく女を見事に演じている。

男が勝手に始めて勝手に負けた戦争で、傷つき苦しんだ女たち。そんな女たちの、男への復讐の叫びのような台詞が切なかった。

後年の、田中絹代の『サンダカン八番娼館 望郷』のからゆきさんの名演技を思い出した。