チッコーネ

地獄の謝肉祭のチッコーネのレビュー・感想・評価

地獄の謝肉祭(1980年製作の映画)
2.7
「カニバリズムの伝染病」という設定だが、内容は目先を変えたゾンビ映画という感じ。
キャリアの長い監督の作品にふさわしく、躍動感ある撮影、きびきびとした編集、そして淀みない話術に職人気質が感じられる。
前半にベトナム戦争の実写映像、後半に下水道ロケを挿入、また少女のアンダーヘア接写や映画館での情事など、エロティックな場面もチラホラ。
マリオ・バーヴァ作品から『エルム街の悪魔』まで、欧米を股にかけ幅広く活躍したジョン・サクスンの理想的に熟れたガチムチバディも、ふんだんに登場する。