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私が棄てた女のsaodakeのレビュー・感想・評価

私が棄てた女(1969年製作の映画)
3.0
ポスターからして浅丘ルリ子が棄てられた女だと思ってたが違った。ポスター詐欺に近い。
浅丘ルリ子よりみっちゃんの映画だったね。可哀相で可哀相で。
優しさしか取り柄がないという役だが、ここまではまり役だと思えることもそうないのでは。
顔といい体型といいぴったりすぎた。
しかし主人公の吉岡は…こんな奴のどこがいいんだかさっぱり。一応いい男として描かれているらしいが一度もそうは見えなかったね。行動も見た目も。
むしろこんな奴の何が良いのだろうとずっと疑問が残った。

浅丘ルリ子の美しさは言わずもがな。60年代に一人だけ現代人の美人が混じっているような違和感があるほど。

女の扱いだとかあらゆる点に60年代の古臭さがべっとりと付いていて今見るときついところも多い。
浦山監督だけあって社会の底辺の酷さを描くのは上手だと思った。
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