死んでないんだから終わりなんてまだないよって思えたら良いのに。
なにかに打ち込めず真面目にやることから逃げるとき。多分期待を裏切られることへの恐怖恐怖、はずかしさがそうさせていると思う。
向き合おうとしても決めつけて拒絶する学校の先生たち。馬鹿なことをしているようにみえても、ここにいるっていう必死の存在証明だったはずだ。
仲違いしてしまいそうな綱渡りみたいな関係性、でもどこかでつながっていた。
「まーちゃん、俺達もう終わっちゃったのかな」
「まだ始まってもないよ」
どうだろう。確かにそうなんだとおもう。終わりを決めるのは自分だから。
いつだって正解は自分の中にははじめから存在せず、関わる人々によって少しずつ分かっていくのだろう。
正しい方へだれか連れて行って、多分そうじゃない。自分にとっての正しいの選び方だけを教えてほしい。