風来坊

男たちの挽歌 A BETTER TOMORROWの風来坊のレビュー・感想・評価

男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW(2010年製作の映画)
3.5
再鑑賞。

男たちの挽歌の韓国リメイクですが、男たちの複雑な想いがぶつかり合うのは一緒ですが、話はほぼ変わっていて原型はありません…。
ジョン・ウーさんが製作総指揮として参加しているのに、よくここまで自由にやらせたなと思いました。

設定にどうも個人的に納得出来ない所があります。
主人公のヒョクの弟が刑事になりますけど、犯罪者の弟なのになれるのか?
韓国の警察事情を知らないから、確かな事は言えませんが日本なら身内に前科者がいるとまず落とされますよね。
さらに脱北者だし公職につけるのかなって疑問に思いました。

そんな細かいとこ映画なんだし気にするなって言われたらそれまでですけど。男たちの挽歌といえば激しいクライマックスの激しい銃撃戦ですが、そこを外すのはダメだと流石に分かっていてくれたようで激しい銃撃戦はちゃんとありました。
クライマックスまでためにためた感じなので、やっとキターっていう感じではありますが…。

ただあくまでも男たちの挽歌っぽいって感じですね…。
やっぱりスローモーションと前転が無いと物足りませんね。
あとクライマックスは全員スーツが良かった。
あとジョン・ウー印の鳩も欲しかったなぁ(笑)

ストーリーも兄弟の絆、友情を重厚に描いていて良い感じではある。
ラストの切ない感じも悪くはないです。
悪役の迫力も良かったし、違い渋くて良い映画だと思います。
しかしながら…男たちの挽歌っぽいに留まってしまった感あるリメイク作品でした。
風来坊

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