Gierck

拳銃を売る男のGierckのレビュー・感想・評価

拳銃を売る男(1953年製作の映画)
4.5
ジョセフ・ロージー監督(アンドレア・フォルツァーノ名義)、アンリ・アルカン撮影。
イタリアで撮影されたアメリカ映画で、ポール・ムニ、ジョーン・ロリング以外は現地のキャストで撮影されている。
おそらくロケーションですべて撮影されており、イタリアの埃っぽい土地や密集した建物が、リアリティとなって、ロージー特有のドライでありながら、息が詰まるような濃密なショットがしばしば見られる。
自分が追われてると勘違いした子供とポール・ムニが、同調しながら逃げていくアイディアは面白く、子供の視線の高さの違いが上手く利用されている。
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