スラバヤ

拳銃を売る男のスラバヤのネタバレレビュー・内容・結末

拳銃を売る男(1953年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ポール•ムニの生気が失せた目を初の銃売りから正面で二度見ることになるが、その目の輝きはヴィットリオ•マヌンタとの交流を通して取り戻されていき、同じ輝きを持ったもの同士の奇跡的な切り返し、お父さん、に繋がる。ムニがマヌンタを支えて細道を通ったり、サーカスで飴を買い与えたりと言葉だけでなく行動で2人の繋がりが示されてゆく。だからこそ2人の視線が決定的に切り離されてしまう別れのシーンでの取り返しのつかなさが強調され、死んだムニの顔は映されることがない。少年が逃走する時の闇、ムニがマヌンタに遭遇する際の闇、気味の悪い店主を覆う闇。ビー玉、サーカスでのゲーム、ムニの落下、直線運動。
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