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拳銃を売る男のICHIのレビュー・感想・評価

拳銃を売る男(1953年製作の映画)
3.5
「犯罪者と少年の逃避行」という設定だけで気持ちが掻き立てられる。彼はは少年にだけは心を開くだろうし、少年は彼の理解者になるだろうし、人々は彼を誘拐犯と決めつけるだろうし、最後は少年の目の前で彼は殺されるだろう。彼にとっては少年は束の間の儚い罪の赦しを与えてくれる神のような存在となり、少年にとって彼は人生の厳しさを教えてくれる苦い教師ともなる。チャプリンの「キッド」、カサベテスの「グロリア」、イーストウッドの「パーフェクトワールド」、リュックベンソンよ「レオン」、みんないい映画。
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