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遊侠五人男のAONIのレビュー・感想・評価

遊侠五人男(1958年製作の映画)
3.0
剣戟スター5人を押しのけ、イチバン魅力的なのは木暮実千代姐さん。

元侍から転身した変り種ヤクザ長谷川一夫。もちろん中心となり大活躍するのはこの御大。 トラブルメイカー勝新太郎。この頃の甘っちょろいチンピラ演技は見ていてムズかゆい。 典型的なお役人って感じの市川雷蔵。融通の利かない兄ちゃん。 2代目若親分こと梅若正二。当時、赤胴鈴之助役で子供達に大人気だったらしいが、個人的にイマイチ。 ほとんど護送されているか、牢獄の中にいる親分・黒川弥太郎。このベテランスターはオールスター映画になると、いつも損な役回りだ。

彼ら“遊侠五人男”の各キャラよりも、短筒をブッ放す木暮実千代姐さんの方がよっぽど魅力的だ。内容自体は決して上出来とは言えない映画だが、この肝っ玉姐さんが登場するシーンは楽しい。
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