今日も喉が痛い

色暦女浮世絵師の今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

色暦女浮世絵師(1971年製作の映画)
4.3
ジャンルはリベンジ映画になるんだろうけども、芸術とは何かという苦悩もあったり、背面座位(乱れ牡丹!)中に三味線を奏でたりして、これは傑作と言っても良いんじゃないでしょか!

夫が貧乏絵師で献身的に支える妻の方に絵の才能が開花したという、これは夫からしたら相当辛いですが、絵と真摯に向き合って悩んで出した答えが「人の心に深く澱んだものを、水面に浮かせる事なんだ」という至言。ホンマにその通りやと思いますね。復讐譚としてもなかなかエグい事してて面白いです。
久々の曽根中生。良かった。