Gierck

男の魂のGierckのレビュー・感想・評価

男の魂(1935年製作の映画)
4.8
ラオール・ウォルシュ監督、ハル・モーア/L・ウィリアム・オコンネル撮影。
ウォルシュ、ヴィクター・マクラグレン、エドモンド・ロウのコンビは、「栄光」「各国の女」「藪睨みの世界」に続き4作目のようであるが、知らないだけで他にもあるかもしれない。
荒くれもののヴィクター・マクラグレンと知的な雰囲気のエドモンド・ロウの凸凹コンビにより映画は進行していくが、この凹凸コンビのやり取りが、ブルックリンとNYからそれぞれ穴を掘る速さを競う無意味な話を成り立たせている。
 トンネルでの火事や洪水など、様々な事態に見舞われながらも、映画が72分にきれいに収まっているのが、ややこしい話など一切排除した運動の力学に忠実なウォルシュ映画なのである。
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