ろく

不良番長のろくのレビュー・感想・評価

不良番長(1968年製作の映画)
2.5
どこまで観たか全く覚えてない作品として007と二大双璧(007ファンには一緒にするなと怒られそうだけど)。もっとコントてんこ盛りになるのは後半の作品から。本作はシリーズ第1作にふさわしいマジメな作品。東映、最初だけはギャグ控えめだよ。

まあ真面目だから面白いかと言われるとそうでもない。久々に観たけど梅宮のキャラだけが全面に押し出されてほかの人に興味わかないのが問題だよ。困ったものである。

梅宮は不良番長。ジャケからもわかるように謎の帽子をかぶり裸にジャケット、さらにはオートバイにまたがるという友達でこれが来たら絶対避けるレベル。ああ、もう。キャラ立ってますぜ、辰にい!

そしてヒロインに大原麗子。まだでたてでめちゃくちゃ可愛い。梅宮の本によると不良番長シリーズでは必ずでた女優を梅宮がくどくらしい(当然セックスだ!)。大原も梅宮にいてこまされたのだろうか。その記載はないんだけど。ここらへんは後のサイテー俳優山城も黙っているんだよねえ。

冒頭いきなり梅宮グループが健全なカップルをレイプするとこからスタートするので全く感情移入ができないまま話は進む(今だったらまずやらない演出だよ)。

そしてヤクザとの抗争、一人、二人と死んでいき、最後は銃撃戦。あれ、東映イズム満載じゃない。不良だろうがヤクザだろうがやること一緒ですよ、東映。

映画としての見所なんか全くないけど(そこがいいんじゃない)、梅宮の「俺やる気ないんだけどなぁ。まあ仕方ない。やるか」って感じの演技がサイコーに痺れます。ぼそっとセリフを言うとこなんか好きなんだよなぁ。ほかの俳優は叫べば終わりだから。「参ったなぁ」とかいって銃うつとこなんか大好き。

このシリーズは全部で17作。どこまで観たか忘れたんで今年こそは全部見よう!毎回そう思って途中で断念。で1作目でも見るかのループ。実は1作目はなぜかついつい見ちゃうんだよねえ(今回も)
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