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百貨店大百科のsonozyのレビュー・感想・評価

百貨店大百科(1992年製作の映画)
3.0
『スパニッシュ・アパートメント』『ニューヨークの巴里夫』などのセドリック・クラピッシュ監督の長編デビュー作。

創業百年となるパリの老舗デパート「グラン・ギャラリー」。
従業員のやる気もサービスも低次元で、業績も低下の一途。
経営陣は、意欲満々のルプチ(ファブリス・ルキーニ)を新社長に起用し、1年以内に業績が改善出来なければデパートは売却・従業員は全員解雇となるという厳しい条件を押し付ける。

新社長は、人事部長、教育部長らと共に、従業員同士のコミュニケーション・団結力を高めるべく、ユニークな研修による意識改革や、IT化(あくまで当時の)により改革を進め、業績も上向きになってくるが。。。

新社長の全従業員へのプレゼンシーン、バンジージャンプ研修...あたりは面白かったのですが、中盤以降、ややダレてきた感じ。
ダメなバイト君に惚れちゃう、実はxxxの娘役のナタリー・リシャールほか、登場人物のキャラの多彩さは楽しめました。

原題「Riens du tout」は、"無駄/無意味だった"的なニュアンスでしょうか。
邦題が面白いですね。
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