方眼

胸に輝く星の方眼のレビュー・感想・評価

胸に輝く星(1957年製作の映画)
4.0
1957年”The Tin Star”。賞金稼ぎモーグが射殺したお尋ね者を馬で運んでくる。その町の若き代理保安官ベンは、法と秩序で治安を守りたい。賞金払い出しの手続き待ちでモーグは滞在、混血児キップとその母との「シェーン」(53年)的交流を経て、町外れに住むマクガフィー兄弟の犯罪と、慕われる医師の事件と、住民を扇動するボガーダス一団との「牛泥棒」(43年)的追跡へ。メンター/メンティの物語、保安官バッチを物理的に呼ぶ場合は”badge”で、タイトルにもなっている”tin star”はその権威も含めた意味あいのときに使ってる。せっかくマクガフィー追跡時に犬とキップのサスペンス作ってるのに、あっさりセーフ、煙で燻されて捕まるって。解決は淡白だがその前のタメはしっかり演出するのは作風で、医師の誕生日イベントや、クライマックス前の保安官事務所内シーンも。ベンとモーグが一杯やる酒場の壁に”Tom&Jerry ¢25”とある。卵と砂糖とラム酒のカクテル。温まりそう。
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