1号

山河ありの1号のレビュー・感想・評価

山河あり(1962年製作の映画)
4.2
素晴らしかった。
「日本に帰りたい」「ハワイに帰りたい』、移民1世と2世の、クロスする望郷の念。
敵国人への扱いは、日本の方が苛烈だった。実際にそうだったのだろう。
二家族の波乱の物語の土台には、勝てるはずもなかった戦争や偏狭な精神への批判があった。それらは、母親の愛とは相容れなかった。
高峰秀子のフラと、石ころをよけるシーンが胸に残る。
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