新文芸坐で鑑賞。
一言で言うと狂躁の極み。
めちゃくちゃお金の掛かったアングラ・パンク映画という感じ。この作風で大作になったのはこの時代ならではなのか?
マッドマックスにウォリアーズとストリートオブファイヤーの要素を入れて何回か振り回したような様相。
感想ゴチャゴチャしそうなので箇条書き。
【好きなところ】
・荒廃した世界観
・冒頭の疾走感
・キチガイ兄弟。特に弟(町田町蔵の怪演!)
・スターリンがカッコイイ
【苦手なところ】
・画面暗すぎ(フィルム劣化?)
・セリフ聞き取りづらいし共感性羞恥が…
・ロッカーズの魅力がわからず
・カットが長い
昔観た時はイマイチ好きになれなかった記憶だけが残り、狂い咲きサンダーロードを観て期待値が上がっていたせいかも…と観直してみてもそんなに感想は更新されなかった。PVなら良いけど、2時間近くの映画としては長すぎる…
でも凄く勢いとパワーは感じるので、80年代って濃い時代だったんだろうなぁと思う。
キチガイ兄弟を中心に据えたらまとまりそう。スピンオフとか観てみたかった。