トルーマンバロウズ

爆裂都市 BURST CITYのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)
3.5
時は近未来、工場と高架道路に囲まれた湾岸特別指定地区304では毎夜若者たちがバンドのライブやドラッグレースなどに熱中していた。
そんなある日、この地区に二人組のバイカーがやってきて・・・・。

若き日の陣内孝則主演の無法地帯と化した地区を舞台にライブやレース、暴動に明け暮れる若者たちを描いたSFカルトバイオレンスアクション映画。
全編通して粗々しい映像や迫力あるライブ、マッドマックスを彷彿とさせるキャラクターたちの衣装など非常にエネルギッシュ溢れる作品に仕上がっていたのはなかなか良かった。
またライブのシーンではロッカーズやルースターズなど実際のバンドのかっこ良い演奏が見られてそっち方面が好きな人にも楽しめる出来になっていた。
クライマックスの暴動のシーンもなんとなく不良映画のラストみたいで過激なアクションを存分に楽しむことができた。
正直ストーリーは合ってないような部分もありわかりづらい点も少しあったが、全体的に日本映画の中でもかなりカルトな作品であった。