SHOHEI

赤い河のSHOHEIのレビュー・感想・評価

赤い河(1948年製作の映画)
3.0
テキサス北部からミズーリに至るロングドライブを1万頭の牛を率いて大移動するカウボーイたちの苦難を描いたハワード・ホークス初の西部劇。当時としては本格的な、セットではない実際の西部のロケーションを用いた撮影。荒涼とした大地を背景に、本物のカウボーイを雇い、本物の牛を何千頭とスクリーンに映し出すドキュメンタリータッチな前半。対して中盤から物語の軸となるジョン・ウェインとモンゴメリー・クリフトのいびつな擬似親子関係は、実際のふたりの関係をメタファー的に表したもの。正直表面的なストーリーは西部劇の王道中の王道過ぎるほどストレートな出来なので、今見ると耐用年数が過ぎてしまっている感が強い。
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