ひきこもりぺんぎんとびおくん

赤い河のひきこもりぺんぎんとびおくんのネタバレレビュー・内容・結末

赤い河(1948年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


世界サブカルチャー史 で紹介されていたのでDVDを購入してしまったもので、頑張ってみました。世界サブカルチャー史の本編はEテレ版は無くて、ホームページにある、コラムを読んでの鑑賞となりました。
「マッチョな価値観」だの、「当時の人々はこういう男性を求めていた」だの、書き立てている。
それは実は「当時の人々はこういう価値観だった」(それが当たり前だった)ことであって、現代人が映画にマッチョな価値観の前時代的な思想を入れれば「求めていた」のだろうとは思える。
じゃあ、劇中描かれる暴力で土地を奪う行為、あれも「当時の人々はこういう行為(行動)を求めていた」ことになってしまう。それを望んでいたのはだれか。他ならぬ、前時代的価値観を持った製作者である。だって戦後製作のものであってプロパガンダでもなんでもない作品だもの。

契約社会というアメリカらしさはあるのだけど、契約違反した、俺の言うこと聞けない奴は早撃ちで撃ち殺しちゃえ!!ってこれ戦争中誰かがやってそうな事ですよね。

戦争狂と違うところは死者を埋葬して聖書を読み上げて弔うこと。聖書には人の命を奪ってもいいという正当化した文章あるのかな。



初めてまともに西部劇を観た。
やはり合わない。半分まで頑張ってみたけど、苦痛で苦痛で仕方ない……。

やばい、ねそう…


出会ってすぐに恋に落ちて、女の方から誘ったりキスしたりするようなことするか?本気で愛してる、彼についていきたい、なんていうか??
これこそ「こういう女性を求めてる」って言及しろや。

財産を譲るために、息子?の女に、俺の子を産め??

登場人物誰にも感情移入出来ないし、男性にも女性にも理解できない。

牛映画なのに牛を見てももう何も感じない。

暴力がそんなに好きなら、暴力が好きなオスだけで戦争とかしてたらええのに。


なんだこれ……。

後学のために見始めたかなかなか酷かった。
まあ価値観が合わないだけなのだが。


あ、あと、DVD版、字幕が酷かったです。
英語がダメなので100%字幕頼りなので、翻訳者を信用しなくちゃならないのだなと勉強になりました!