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赤い河のkaoruiのレビュー・感想・評価

赤い河(1948年製作の映画)
4.5
拳で語り合う無骨な男たちの物語に涙が溢れた。

出エジプト記モチーフのスペクタクル史劇で、
率いるのはもちろん我らがジョンウエイン!ところが筋金入りのブラックで、当然誰もついていけなくなり若きモンゴメリが彼を追い出す形になってしまうのだが、怨念を抱き姿を消したジョンウエインに追われる恐怖たるや! 
えらいことシテモウタ感が大きなスクリーン越しにひしひしと伝わってくる。

冒頭から躍動感に溢れる大きな画の連続で、
いよいよ赤い河を超えるシーンでは、何千頭の牛達に混じり馬車からの目線で赤い流れに突っ込んでいく。今作でもコメディリリーフの盟友ウォルターブレナンが出てくるとほっとするのだが、この場面では見惚れるくらいカッコいい。
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