このレビューはネタバレを含みます
1:ストーリー:★★★★☆
物語は一枚のハガキを通じて織り成されており、人々の心をつなぎ合わせる感動的な展開があります。
2:演技:★★★☆☆
豊川悦司や大竹しのぶなどの実力派俳優陣の演技が素晴ら…
【2011年キネマ旬報日本映画ベストテン 第1位】
『午後の遺言状』新藤兼人監督の遺作となった作品。キネ旬1位に加え、毎日映画コンクール大賞を含む5冠に輝いた。アカデミー賞外国語映画賞日本代表にも選…
戦時中、理不尽なことを噛み潰すように飲み込みながら生きる女性の姿。時々噴出するかのように表現される怒りと悲しみ。
感情が語られることはなく、淡々と話は進行していくのに、こんなにも感情の動きがダイレ…
ネタバレあり
ブラジル行きでハッピーエンドかと思ったら、そこから一ひねりあり。
新藤監督、最後の映画ということで興味深く拝見。
ストーリーは太平洋戦争で夫二人を立て続けに亡くした…
驚きは皆無でしたが、共感できるストーリーでした。
ある意味、あの地が主人公と言っても過言ではないと思います。いったい人間って何をやっているのだろう?そんな声が聞こえてくるかのようです。
さて人…
新藤兼人98歳の監督作。作中にほとばしる戦争への怒りを、震災や原発に重ねて見てしまってものすごく感動した。みなぎるほどの力強さを持った映画だった。
出征から戦死への切換。置き手紙や、くじで決められ…
このレビューはネタバレを含みます
新藤兼人監督の遺作。
戦場のシーンのない、反戦映画。
全体的に軽妙に描かれている場面が多いが、それがかえって残された妻・友子の悲劇を物語っているようだ。
出征した人の生死や運命は、紙一重だったの…
新藤兼人の遺作だが、画も平坦で演技の調子も学芸会のよう。
(巨匠が晩年に撮る戦時映画にありがち)
犯罪映画じゃあるまいし、大竹しのぶは叫びっぱなしでうるさ過ぎ。
いかにも強権的な人物と思われた大杉…