ラブラドール

我が家の楽園のラブラドールのレビュー・感想・評価

我が家の楽園(1938年製作の映画)
3.8
1939年 第11回アカデミー賞の作品賞受賞作品。
監督のフランク・キャプラは監督賞も受賞しています。
ちなみに監督賞は1935年の「或る夜の出来事」、1937年の「オペラハット」に続いて3度目の受賞です。
この時代を代表する監督だったのですね。

内容はコメディ要素も交えながら、人間の幸せとは何かを問いかける内容で、映像以外には古さを感じさせず、ストーリーとしても秀逸です!
90年近く前から、仕事や金を取るか、それとも家族や友人を取るかといった今の時代でも語られるような題材が娯楽として映画化されていることに驚きです。
1939年といえばドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まった年ですし、数年後に参戦する日本ではそうした娯楽を楽しむ余裕など無かった頃なのかなと思うとこの時代にこうした作品が作られていたことに驚きです。

※アカデミー作品賞 77/95鑑賞済