ほーりー

我が家の楽園のほーりーのレビュー・感想・評価

我が家の楽園(1938年製作の映画)
3.5
ひとが自分の運命にあらがう瞬間をいかに映像で表現するか、「君の名は。」は通勤電車を降りることだったが、本作ではエレベーターがそれを象徴している。

本作の真の主役は、ジーンやバリモアやジミーではなく、エドワード・アーノルドである。

ただ個人的に、あの愉快な一家が世間連れした単なるいい人たちにしか描かれておらず(花火を勝手に作ったり、税金は滞納してるからフツーの人々ではないのだが)、この映画にあまりのめり込めなかったのも正直なところ。
のちの「毒薬と老嬢」のような完全にフリ切っているような一家であれば別だが、一歩間違えるとただの悪ふざけにしか映らないように感じた。
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