青二歳

無法松の一生の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

無法松の一生(1963年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

東映リメイク版無法松の一生。三國連太郎エロっ…エロい…奥さん淡島千景と2人が醸し出すこの抑圧したエロティシズムが最高。目を見れないあの手だけの抱擁。無法松の伏した顔は見えないが、観客は彼の表情が分かる。汀優りの俳優三國連太郎。どこまでもエロい。ここが1943年阪妻版で内務省によりカットされたシーン…本当に惜しまれる…内務省のバカ〜(⌯˃̶᷄ᗝ˂̶̥᷅⌯)内務省がカットしたということは余程のエロティシズムを隠せていなかったんではないか…と阪妻版を脳内補正。稲垣浩のセルフリメイク見る限りだとそうでも無さそうだけど。

三國連太郎のエロさと淡島千景の物憂げなうなじにやられて文句ないんですが、ただ惜しむらくはアフレコなのかなんか音が変。"東映現代劇の系譜"の企画上映だったけど…だからなのかカットも妙ちきりん。力のある俳優を使う映画は編集で変な色気出さずとも…と思う。特に太鼓のところはそのまま長回しで撮って欲しいところ…
この“無法松の一生”が今の所ロマンスとして最高だと思う。勝新&有馬稲子版もDVD化して欲しいよ〜
青二歳

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