もうイヤになるくらいに切ないし、無情な気分になる。
このタイトル(原題も含めて)が非常に意味深でさらになんとも言えない無力感にもとらわれてしまう。
とても政治的な意図のもと制作されたんだろう。
日本でも問題になりつつある移民政策は移民者が合法でも違法でもそのうち国が壊れてしまうくらいのじんわりした爆弾を抱えている。
だからと言って社会主義や共産国がいいのかと言えばそんなこと無い訳で、今のところはこれと言った解決策が無いのも実状。
経営者と労働者、搾取する側とされる側の対比がシンプルに上手に描かれている。
そして主人公自身が抱えている問題と絡み合ってそこがなんとも言えない気持ちになってしまうのだ。
でも、男漁りやいい男とパフパフするヒマあったら少しは息子と向き合えよとそれだけは問い詰めてやりたいのだ。
エンドロールの音楽もとても良い感じ。