すぽんじ

学生野郎と娘たちのすぽんじのレビュー・感想・評価

学生野郎と娘たち(1960年製作の映画)
3.7
●離婚して帰ってきた娘と父の会話●
父「バカ!食べたら不味かったって一体どういう意味なんだそりゃ」
娘「だって…ガムだってキャラメルだってそういうのあるじゃない。包装は良くたって中味があんまり…」

大学ハイテンション風刺コメディ。
この監督の作品はやっぱり言葉回しが面白い。
この時代、日本って大学の数が世界一だったのか…大卒で失業4割って氷河期超え!?
主人公を一人に限定せず多くの登場人物を等価に描く中平流群像劇。
特に燃えさかる中原早苗とクールな芦川いづみの明暗色濃い対比が見応えあった。
ここまでコミカルな岡田眞澄も初めて見た笑

「羽田から帰って来る人間に日本人は弱い」

2023/11/23Amazon Prime Video