鍋レモン

レッド・サンの鍋レモンのレビュー・感想・評価

レッド・サン(1971年製作の映画)
4.9
⚪概要とあらすじ
A・ドロン、C・ブロンソン、三船敏郎という三大スターが、日本刀をめぐって相争う奇想天外な娯楽西部劇。

日米修好のために日本から合衆国大統領へ贈られた宝剣が、列車強盗団によって奪われた。生き残った護衛の武士は腹を切り、強盗団の追跡を部下に命ずる……。

⚪キャッチコピーとセリフ
“いま初めて顔をそろえた男三人ーさて何が起こる!?”

「黙らっしゃい」

⚪感想
西部劇。

小学生くらいの時にホテルのシーンあたりから観て勝手に侍が西部劇にタイムスリップしてきた作品かと思って記憶から消えていたけど見直したらキャストが豪華過ぎるしめちゃくちゃ面白かった。

公開した時父が4歳だったというのでかなり昔だけれど、今リメイクしては出せない良さが詰まっている。

西部劇の中に侍。発想が凄い。
異質に見えて意外と馴染んでいる。

チャールズ・ブロンソンにアラン・ドロンに三船敏郎。
それぞれの役どころが魅力的すぎる。

チャールズ・ブロンソン演じるリンク。
ことある事に黒田から逃げようとするが根はいい人だと思う。
ホテルというか売春宿的な場所でのシーンで奥さんとのやり取りににやにや。
ネイビーのシャツ似合いすぎ。

アラン・ドロン演じるゴーシュ。
とことん裏切るしとことん殺すが憎めない。
ただただハンサムイケメン。
ゴーシュに思われるクリスティーナ羨ましい。
黒と白の衣装がカッコよすぎる。スタイルも良い。
ゴーシュに殺されるなら本望では。

三船敏郎演じる黒田。
侍の武士道精神万歳。忠義の心。
見てると意外とお茶目な人なのかなと思ってくるぐらい可愛い。

リンクが度々黒田から逃げようとするシーンが笑える。

血の色がトマトジュースよりも薄い赤。

好きな作品。


⚪以下ネタバレ



リンクが黒田から逃げようとして崖転がり降りるシーン好き。黒田全然転ばんの笑う。

蚊を殺す黒田。

最後の最後で金ではなく黒田の思いに共鳴するリンクが好き。

⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
強盗団のリンクと相棒のゴーシュは金貨輸送の郵便貨車を襲い、金貨を奪取した。さらにこの列車には、日米修好の任務を帯びた坂口備前守日本国全権大使一行が同乗しており、ゴーシュは日本の帝から大統領に贈呈する黄金に輝く太刀を奪った。そして、リンクが邪魔になったゴーシュは、リンクを貨車もろとも爆死させようと計り、意気揚々とひきあげていった。

条約調印まで間がない。日本大使は黒田重兵衛に7日間の猶予を与え、宝刀奪還を命じた。またリンクは生きており、重兵衛は、ゴーシュへの復讐を誓うリンクと手を組み、宝刀奪還を目指して出発した。当初は、反発しあっていた二人だが旅を続けて行くにつれ、二人には不思議な“友情”と言う感情が芽生えてきた。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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