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レッド・サンのtakaoriのレビュー・感想・評価

レッド・サン(1971年製作の映画)
3.6
2023年345本目

三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンと日米仏を代表するスターが共演するという、なんともリッチな一作。おまけにヒロインは初代ボンドガールのウルスラ・アンドレス。もうキャストだけでお腹いっぱいになるような映画だ。内容としては、マカロニ・ウエスタンに日本のサムライが紛れ込んだような、トンチキな映画ではあるが、三船敏郎の演技と顔力、軽妙なブロンソンとの掛け合いのリズムが楽しい。アラン・ドロンが悪役を実に楽しそうに演じているのもいい。タイトルの「レッド・サン」は、英語圏では太陽を "yellow sun" と表現するのに対して、日本では「真っ赤に燃える太陽」となることを踏まえたもので、三船と日本映画へのリスペクトと言える。
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