ポンコツ娘萌え萌え同盟

スケバンマフィア 肉刑(リンチ)のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

3.6
『椿三十郎』の血飛沫ほどではないけど、首から鮮血がブッシャーて出るの。勿論カラーだから赤色で。スケバンで体罰よりも殺人から拷問まで暴行分が強い本らしく、どこかスカッとするような鮮血だった。

ポルノ的には売春プレイとかもあるがすんげぇエロいわけではないけど、やっぱりエロよりも暴行部分の方が強いし主人公も拷問受けるのでどうしてもロマンポルノのよりもその手の映画のように見てしまう。

女高生みきの青春のようにも思える。
みき、ハル子、山岡の三人でまあそこまで不穏なく暮らしていたのに、
この暴力の世界に踏み込んだが最後。脆く壊れて、喪失し何もなかったかのように、ガランとした空室。
みきを含めてこの三人組の青春はこの映画の先でもう後戻りすることはできないけれど、そこに非常に青春の喪失感を感じ哀しい。