だい

私は殺されるのだいのレビュー・感想・評価

私は殺される(1948年製作の映画)
4.0
電話する映画。
何を言ってるのかわからねーと思うが(略)


電話でメインの時制を告知し、
その間に電話相手それぞれの過去を挿入するという、
時制のコントロールがコーディネートされた構成が見事すぎる!


そして原題が粋すぎてやばいんだけど、
珍しく邦題も良い。

邦題のせいでミスリード起こるのが上手く作用するんだよなぁ。

「私は殺される」
→タイトルで目一杯煽っといて実は勘違いでした~、っていうオチやろ!タイトルでわざわざ言うわけないもんな!

と思わせといて、
え…でも真相明らかになっていく程に本当に殺されそうだけど大丈夫??
え…でもでも…

ってなるの絶妙すぎ!

最後までどっちに振れるかわからない状態!
からの~、

最後の数分のアクセルベタ踏み加速感!!!


最後のシーンの虚無感が素晴らしすぎるから、
やっぱり原題が粋すぎる。



バーバラ・スタンウィックはメンヘラ気質の役やらせたらハマりすぎるのよ。
口数の多い役が多いから、
台詞覚えるの本気で大変そう。

シオドマク監督の「らせん階段」といい、
身体が不自由で迫り来る危険から逃げられない設定はチートすぎるんだよなぁ。
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