1928年の戯曲を元にした映画化(3回目)です(いつもWikipedia情報)。2回目の『ヒズ・ガール・フライデー』(1940年ハワード・ホークス監督)も並行して鑑賞致しました。1回目の『犯罪都市』(1931年ルイス・マイルストン監督)は古すぎるせいかサブスクでは見つけられませんでした。
で、このワイルダー版ですが原作との大きな違いは、主役の「ヒルディ」(演:ジャック・レモン)が原作では女性だったところ、本作では男性になっているところとなります。そこはかとなく感じられる上司バーンズ(演:ウォルター・マッソー)との間におけるBL臭はそこから来ているのでしょうか。
そうしたアレンジの効果とジャック・レモン効果によってかいい感じワイルダー風味に仕上がっており、『ヒズ・ガール・フライデー』よりはこちらの方が楽しめました。あちら流石に映像などが古すぎるのもあったけど...