"お前ら金目当てだったか、ガッカリだぜ。"
"武装過激団(黒の戦線)に誘拐された大手炭酸飲料水メーカーの社長をベテラン刑事とその息子が追う"というストーリー
我らが藤岡弘、主演のクライムアクション映画
ややテンポが悪いのはともかく、ベテランカメラマンの木村大作による手ブレの激しい臨場感溢れるカメラワークと現在の日本では不可能な"実銃を使用した"銃撃戦が見所
エレベーターで散弾銃を発砲するシーンでは実弾を使用しており、一歩間違えると藤岡弘、は死んでいたかもしれない
歩行者天国ではゲリラ撮影を敢行し、野次馬がゾロゾロ出てきたり、追跡シーンでは物凄いワンカットが登場
果ては銀座のビルの屋上で薬莢がポイポイ飛び交う銃撃戦を展開するという、規制ガバガバな70年代ならではのアナーキーな雰囲気が溢れた傑作