ハリソン・フォード演じる大統領が魅力的。仕事もできるし、かといって家族を蔑ろにしない男前さが良い。戦闘力も高いし、リアルで大統領だったらきっとすごく人気出ることだろう。
副大統領もよく頑張ったと思う。
大統領機エアフォース・ワンが占領されてそこが終盤までメインの舞台となるが、機内はこうなっているのかと勉強になった。調べると実際には脱出ポッドや脱出ハッチはないようだが、ミサイルに対しての防御は万全らしい。すごいなあ。
テロリストが襲撃しリーダーの解放を条件に人質をとるというストーリーはありふれているが、この映画は作中で民間人（いわゆるモブキャラ）も容赦なく死んでいくので妙にリアリティを感じた。大統領の付き人が飛行機から放り出されたり、救助に来た兵士も吹き飛ばされたりと、死ななくてもいい人まで死んでいく。挙句には給油機もどさくさに紛れて爆発する始末。全体的に命が軽すぎる。大統領はみんなの犠牲で成り立っているものだという暗喩なのだろうか。
総じて、大統領ハリソン・フォードのいい男っぷりを堪能したいなら押さえておきたい名作。
