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エアフォース・ワンのhokaのレビュー・感想・評価

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)
2.9
機内でのアクションは、もう殆どインディジョーンズ、勢い余ってもう大統領になっちゃった編。

昔Museum of Flightというシアトル郊外にある博物館で、ナカジマレプロの隼やコンコルドなどと並んで展示されていたBoeing707 《Air force1》を見た事がある。

アイゼンハワーからニクソンまでを運んだそれは、こんな立派な応接室など無かったし、恐らくは追尾型ミサイルを回避する能力も無かっただろう。

‘97といえば、クリントンの時代。
外交は前任の湾岸戦争のブッシュシニアを踏襲し、イラクイジメに終始した。

もしG.オールドマンがアラブ人なら、ロシアでは無く、敵をイラクにしただろう。

かくてフセインはシニアの息子に殺された。

自分の家族の身の安全を図る為、テロリストの要求に応じる大統領。マジで?

しかしラデク将軍の生殺与奪を握っているのがアメリカ大統領っていうのは、ロシア政権が傀儡だと言っているようなものだけど、いいの?

家族家族とうるさい大統領って、公人として如何なのだろう?

でもクリントンの様にセクハラスキャンダルで晩節を汚すのも考えものだしね。

『無抵抗の人間を殺すなんて』
と言った夫人にG.オールドマンが言い放った
『お前らだって石油の為に無抵抗のイラク人を10万人も殺しただろう』は
全くもってそのとおーり。
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