まーしー

エアフォース・ワンのまーしーのレビュー・感想・評価

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)
3.5
大統領専用機「エアフォース・ワン」がテロリストにハイジャックされた!
大統領自らテロリストに挑む密室アクション。

大統領役にハリソン・フォード、テロリストの主犯格にゲイリー・オールドマンという豪華な顔ぶれ。
いずれもハマり役。個人的には全く違和感がなかった。
特にゲイリー・オールドマンは『レオン』のノーマンを彷彿とさせるキャラ。いかにも悪党という雰囲気がにじみ出ている。

そのハリソン・フォードが演じる大統領は、同乗する家族のため、関係者のために、命を賭してテロリストに立ち向かう。
時には犯人から身を隠し、時には飛行機から落下しそうになるなど、スリリングな展開の連続。
閉鎖空間を舞台にした格闘に加え、スカイアクションも用意されており、大技小技・硬軟織り交ぜた内容となっている。

格好良いのは大統領だけではない。
身を挺して大統領を守ろうとする政府関係者の忠誠心にもあっぱれ。
大統領というリーダーの演出の一役を担っていた。

本作の舞台となった大統領専用機は、実物を取材したスタッフの記憶力だけで再現されたものだとか。しかしながら実物と酷似しているらしい。
ツッコミどころのあるストーリーながらも、リアルな舞台設定には好感が持てる。
最後のCGには時代を感じたものの、トータルでは良作と言えるだろう。