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エアフォース・ワンのモールスのレビュー・感想・評価

エアフォース・ワン(1997年製作の映画)
4.0
アメリカ大統領対テロリストという如何にもハリウッド映画らしい設定の作品です。本作のキャストが実にカッコ良いのです。大統領にはハリソン・フォード、テロリストのリーダーにはゲーリー・オールドマンと所謂はまり役になっています。二人の存在感だけで十分に映画を楽しめます。

テロには屈しないというアメリカ政府のスタンスは本作でも大統領は主張しています。それを当たり前のように映画の中で描写されてるのですから、アメリカの姿勢というのも一貫してます。正義のアメリカを描写した典型的な作品でしょう。

本作の舞台は「エアフォース・ワン」。大統領専用機で大統領とテロリストが直接対決します。
実際の政治家たちのテロには対するコメントでは、私は毎度ながらに興醒めします。テロと戦うと言っても、政治家は安全が確保された場所にいるからです。しかし本作では、大統領自らが戦ってます。そんなのハリソン・フォードじゃないと似合わないと思いますよ。

テロリストのハイジャックの目的は、彼らの獄中のリーダーの釈放です。その交渉の切り札として、大統領ファミリーを人質にしたのですが…。テロリストがアメリカ政府と交渉する場面では、人質が殺されようともアメリカ政府もためらいはあるものの強気の姿勢は崩しません。場合によっては「エアフォース・ワン」の撃墜も選択肢の一つにしてるところに、機内に緊迫感に漂わせてます。まぁ、アメリカなら、本当に撃墜しそうなんでリアルに感じます
(^_^;)
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