色々盛り沢山な内容なので仕方ないとはいえ、やはり気になる説明台詞。そしてボクシングや喧嘩シーンでの効果的ではない揺れるカメラ。ボクシングでは細かい手の動きなどはそれっぽいが、全体で観ると安っぽさが拭えない。城定監督はアクションは得意ではないのだろうか。
とはいえ、ベタといえばベタな展開なのにこちらを冷めさせずしっかりと泣かせるところはあるし、相変わらずのいい話だし、リクがボクシングをやめた棚夫木と再会した後の、疾走に始まるシーンはなかなかのエモさがあるし、いいところはもちろんある。奥行きを使った相対ショットとかすげーなって。