ぱりぱり

泥の河のぱりぱりのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
4.5
宮本輝作品を映像にするなら絶対螢川でしょうと思っていたけど、見終わったら映画泥の河いいんだなあ
泥の河を映像化しようと思うなんて(しかも初監督作品に選ぶなんて)渋いな〜こんなに小説の雰囲気を残して映画化できるなんてね...すごすぎますよ監督!

信ちゃんのお父さんみたいに、自分も傷を抱えているからこそ、誰かが傷ついている時にそれに気が付けて、それに触れないっていうのは私が好きな優しさ
傷ついている時にそれを話した方が楽になるともいうけどね、私には信ちゃんのお父さんのあの眼差しの方が心に沁みるんだ!

あの子役たちはどうやってあの演技?(演技をしてるつもりなのかな?)に辿り着いたんだろう...
子役たちの演技もちろんだけど、なんか顔がとてもいい、この物語にぴったり

ロシアや中国で高く評価されたっていうのも妙に納得