うなぎネコ

泥の河のうなぎネコのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
4.0
大阪は川の街だけど
今住んでる所、海の匂いがするで

と言ったら、父に「『泥の河』の舞台だね。
映画観てみて」と言われてUNEXTで。
小説は大昔に読んだけど、全然覚えてない。

邦画・監督(今も昔も)詳しくなくて…
初監督の自主制作映画らしい。

「こども」の捉え方・目線がとても優しく
戦後すぐの空気をとても感じる。
加賀まりこは「ユカ」以来。
コケティッシュという言葉がこんなに似合う女優さん
他に知らない。

この時代を知ってる人達だからこそ作れる
その空気やにおいや色を切り取った、印象的な作品。
そういう作品、大事だと思う。

昭和生まれ、大阪の川の側で商売やってる家で育って
それこそ色んな境遇の人に出会った
自分自身の子供の頃と、のぶちゃんが重なった。
(この20年後位には自分の知ってる大阪なんだよな
ピンと来ないけど)
うなぎネコ

うなぎネコ